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专利摘要:
公开号:WO1988004373A1 申请号:PCT/JP1987/000930 申请日:1987-11-30 公开日:1988-06-16 发明作者:Hiroshi Takeuchi 申请人:Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho; IPC主号:F16F15-00
专利说明:
[0001] 明細書 [0002] ダンパーディ ス ク 技術分野 [0003] 本発明は、 アイ ドルラ トル、 走行ラ トル、 低周波異常振動 (Tip-in, Tip-out) の車両に発生する 3種の振動を防止する ダンパーディ スクに関する ものである。 [0004] 背景技術 [0005] この種のダンパーディ スクを自動車用クラ ッチディ スクに 利用した場合には、 アイ ドルラ トル、 走行ラ 卜ル、 低周波異 常振動 (Tip-in, Tip-out) の 3種の振動を防止することが好 ま しいが、 従来のクラ ッチディ スクでは、 3種の振動防止を 両 Ϊさせることが困難'である。 [0006] 例えば、 本願出願人は従来から、 スプラ イ ンハプの円扳状 ハブフラ ンジを内周部と外周部に分割し、 内周部に弱い捩り スプリ ングを設け、 外周部に強い捩りスプリ ングを設け、 小 捩り角では弱いスプリ ングを働かせ、 大捩り角では強いスプ リ ングを働かせるようにしたクラ ッチディ スク (特公昭 6 1 一 40847号) を開発しているが、 この先行技術は、 アイ ドルラ トル及び走行ラ トルには有効であるが、 低周波異常振 動を防止することができない。 また、 高摩擦係数の第 1摩 擦材、 低摩擦係数の第 2摩擦材を設けて、 捩り角度に応じて ヒステリ シス トルクを増減させ得るクラ ッチディ スク (特願 昭 60— 44 300号) では、 走行ラ トル及び低周波異常振 動を防止できるが、 ァィ ドルラ 卜ルを防止することはできな い。 [0007] 更に本願出願人は、 前記特公昭 6 1 — 4 084 7号の内周 側フランジと外周側フラ ンジとの間に、 キーを設けて捩り角 度によつてキ一を連結、 解除自在にしたクラッチディ スク [0008] (特願昭 5 8 - 8 2 3 1 9号) も開発しているが、 この先行 技術には連結解除自在のキ一を、 前述の 3種の振動防止用に 5 利用する技術については、 開示されていない。 [0009] 本発明は、 小捩り角度では低捩り剛性を発揮し、 大捩り角 度では大捩り剛性を発揮し、 また、 微小角作動範囲では低ヒ ステリ シス トルク特性を有し、 大角度の作動範囲では大ヒス テリ シス トルグ特性を有し、 更に、 捩り角速度が速い場合に 0 は微小作動角度でも大ヒステリ シス トルク特性を発揮できる ダンパーディ スグを提供することを目的としている。 [0010] 発明の開示 [0011] 本発明は、 スプライ ンハブのハブフランジを、 ハプ付内周 側フランジと外周備フランジに分割しかつ両者を円周方向の 5 間隔を隔てて嚙み合せ、 両フランジを挟む環状のサブプレー 十を両フランジの両面に設け、 サブプレートと内周側フラン ジとが対向するような位置に設けた窓孔に弱い捩りスプリ ン グを介装すると共に、 サブプレー ト内周部を内周側フラ ンジ の両側面に圧接状態で設け、 両サブプレートの反フラ ンジ側 0 外側面に、 高摩擦係数の第 1摩擦材、 中間部材、 低摩擦係数 の第 2摩擦材を順次に介してリティ二ングプレートとクラ ッ チプレートを設け、 リテイ ニングプレート及びクラ ッチプレ 一トを外周部のス ト ップピンにより結合して両摩擦材を圧接 状態で設け、 中間部材の爪をリティニングプレート及びクラ 5 ツチプレートの窓孔に所定の捩り角度範囲内で円周方向に搢 動自在に嵌合し、 リテイ ニングプレート及びクラッチプレー /JP87/00930 [0012] 3 トと外周側フラ ンジの対向位置に設けた窓孔に強い捩り スプ リ ングを縮設し、 外周側フラ ンジと内周側フラ ンジと両サブ プレートを略ディ スク中心線方向に貢通するキーをディ スク 外周に向かって付勢して設け、 このキーをディ スク半径方向 5 に摺動自在に保持する切欠きを内周側フラ ンジとサブプレー 卜に形成し、 双方の切欠きめ円周方向端面で発生するキーの 挾持力を、 ディ スクの捩り角速度が速い時にはキーを双方の 端面間に挾持し、 捩り角速度が遅い時にはキーの嵌合が解除 されるように設定したことを特徴とするダンパーディ スクで 〇 ある。 [0013] 上記構成によって、 小捩り角度では内周側フラ ンジの弱い 捩りスプリ ングで低捩り剛性を発揮し、 大捩り角度では外周 側フラ ンジの強い捩りスプリ ングで大捩り剛性を発揮する。 [0014] また微小角作動範囲では低摩擦係数の第 2摩擦材で低ヒス5 テリ シス トルク特性を発生し、 大角度の作動範囲では高摩擦 係数の第 1摩擦材で大ヒステリ シス トルク特性を発生する。 更に、 捩り角速度が速い場合には、 キーで内周側フラ ンジ とサブプレー トを連結し、 微小作動角度でも大ヒステリ シス トルク特性を発揮させ、 捩り角速度が遅い時にはキーの連結 〇 を解除して小ヒステリ シス トルク特性を発揮する。 [0015] 図面の簡単な説明 [0016] 第 1図は本発明を採用した自動車用クラ ッチディ スクを示 す縱断面図、 第 2図は第 1図の Π矢視図、 第 3図は第 2図の EI— 0断面図、 第 4図は第 2図の要部拡大図、 第 5図は第 4 5 図の要部斜視図、 第 6図は捩り角度—伝達トルクのグラフ、 第 7 a図、 第 7 b図、 第 7 c図、 第 7 d図はそれぞれキーの 作動状態を示す要部拡大図、 第 S図は実施例のクラッチディ スクをモデル化して示す構造略図、 第 8 a図は遅い捩り角速 度でディ スクが揆じられた場合を示す構造略図、 第 8 b図は 速い捩り角速度でディ スクが捩じられた場合を示す構造略図 である。 [0017] 発明を実施するための最良の形態 [0018] 本発明を例えば自動車用のクラ ツチディ スクに採用した場 合を示す第 1図 (第 2図の I 一 0— I断面図) において、 1 0はスプラインハブである。 スプライ ンハブ 1 0の内周面に はスプライ ン内歯 1 2が形成され、 スプライ ン内歯 1 2は後 段の変速撵 (図示せず) に繋がる出力軸 1 4 (中心線だけを 図示) にスプライ ン嵌 ¾するようになっている。 [0019] スプラインハブ 1 0の外周面には半径方向外方に伸びた内 周側フラ ンジ 1 6が連続して形成されている。 内周側フラ ン ジ 1 6の更に円周方向外方には、 内周側フランジ 1 6に円周 方向の隙間 1 7 (第 2図) を隔てて嵌合する外周側フラ ンジ 1 8が設けられている。 [0020] 内周側フランジ 1 6、 外周側フランジ 1 8の両側面には 2 枚のサブプレー 卜 2 0が、 内周部にフ リ ク シヨ ンヮッ シャ 2 2 (第 2図) を介して内周側フラ ンジ 1 6、 外周側フラ ンジ 1 8に対して円周方向に回動自在に嵌合している。 内周側フ ラ ンジ 1 6の外周部には円周方向に 1 8 0。 間隔を隔てた対 向位置 (2箇所) に凹部 1 6— aが形成されている。 また、 サ ブプレート 2 0には凹部.1 6 aに対応する位置に窓孔 2 0 a が開口しており、 この凹部 1 6 a、 窓孔 2 0 a間にばね力の 弱いコィルスプリ ング 2 4が縮設されている。 2枚のサブプレー ト 20の軸方向外方には所定の間隔を隔 ててクラ ッチプレート 26、 リテイ ニングプレート 28が配 置されており、 クラ ッチプレー 卜 26、 リテイ ニングプレー 卜 28はスプライ ンハブ 1 0に対して回動自在に嵌合してい る。 クラ ッチプレー ト 26の外周部にはリベッ ト 30でク ッ ショニングプレート 32が連結しており。 ク ッ ショニングプ レー ト 32の両面には動力が入力されるフヱ一シング 34が リベッ ト 36で固着している。 前記 2枚のサブプレー ト 2 〇 とクラ ッチプレー ト 26、 リ テイニングプレー 卜 28との 間には、 サブプレート 20側から順次に高摩擦係数のフ リ ク シ ヨ ンプレー ト 40 (第 1摩擦材) 、 略円扳状の中間プレー ト 42 (中間部材) 、 低摩擦係数のフ リ ク シ ョ ンプレー ト 4 4 (第 2摩擦材) がそれぞれ介装されてい 。 更に第 1図中 で右側のフ リ ク ショ ンプレー ト 44と リテイ ニングプレー ト 28の間にはフリ ク ショ ンプレート 46、 ゥェ一ブスプリ ン グ 48が介装されており、 ゥヱーブスプリ ング 48のばね力 で前記フ リ ク シ ョ ンプレー ト 4 0、 フ リ ク シ ョ ンプレー ト 4 4を圧接するようになっている。 [0021] フ リ ク シ ョ ンプレー ト 46の内周部には、 円周方向に 90 。 間隔を隔てて 4箇所に爪 5◦ (第 2図) が形成されており、 この爪 50はリテイニングプレー 卜 28の内周縁に形成され た切欠き 5 1に嵌合している。 また、 前記中間プレー ト 42 の外周部には円周方向に等間隔を隔てた 6箇所に爪 56が形 成されており、 爪 56はクラ ッチプレー ト 26、 リティ ニン グプレー ト 28の窓孔 53、 54から軸方向外方に伸びてい る 0 この窓孔 5 3、 5 4の円周方向端面と爪 5 6の円周方向端 面の間には、 第 2図に示す捩り角度 0 ° の初期状態で間隔 L 0 が隔てられている。 [0022] 前記クラッチプレ一ト 2 6、 リテイニングプレート 2 8は 外周部に 9 0 ° 間隔を隔てた 4箇所のス ト ップピン 5 6 (第 2図) で軸方向に締め付けられている。 ス ト ップピン 5 6は サブプレート 2 0の切欠き 5 8 (第 2図) に収容されており, 切欠き 5 8の円周方向長さの範囲でスプライ ンハブ 1 ◦に対 して回動百在である。 したがって、 中間プレート 4 2の爪 ス ドッブピン 5 6が円周方向に可動自在な間隔 L 1 に対応す る微小な捩り角度範囲では、 フリ ク ショ ンプレート 4 4によ つて低ヒステリ シス トルク特性を発生し、 爪ス ト ップピン 5 6の円周方向端面が窓孔 5 4に銜突'した後の比較的大きな捩 り角度範囲ではフリ クショ ンプレート 4 4の低ヒステリ シス トルクに加えてフリ クシヨ ンプレート 4 0で発生する高ヒス テリ シス トルクが加重されるようになつている。 なお、 以上 のフ リ クショ ンプレー ト 4 0〜フ リ ク ショ ンプレート 4 4に ついては、 特覷昭 6 0 - 4 4 3 0 ◦号に詳しく記載されてい る 0 . [0023] 前記外周側フランジ 1 8には円周方向に 9 0 ° 間隔を隔て た 4箇所に窓孔 6 0 (第 2図) が形成されている。 窓孔 6 〇 に対向するサブプレート 2 0には窓孔 6 3が開口しており、 クラッチプレート 2 6、 リテイニングプレート 2 8には、 窓 孔 6 0に対応した位置に窓孔 6 1、 6 2が開口している。 サ ブプレート 2 0の半径方向の中間部はサブピン 6 5 (スタツ ドビン) で締付けられており、 サブピン 6 5は外周側フラン ジ 1 8の円弧状長孔 6 7を通っている。 [0024] この窓孔 6 ◦ と窓孔 6 1、 6 2の間には定数の強いコイル スプリ ング 6 4、 6 6が同心状に縮設されており、 これらの コイルスプリ ング 6 4、 6 6で大捩り角度範囲において高捩 り剛性を発揮し、 小捩り角度範囲では前記コイルスプリ ング 2 4で低捩り剛性を発揮するようになっている。 なお、 以上 のコイルスプリ ング 2 4、 コイルスプリ ング 6 4、 6 6によ る捩り剛性の切換えについては、 特公昭 6 1— 4 0 8 4 7号 に詳し く記載されている。 [0025] 第 2図の ΠΙ— 0断面図である第 3図に示すように、 内周側 フラ ンジ 1 6の外周部、 外周側フラ ンジ 1 8の内周部及び 2 枚のサブプレー ト 2 0を貫通.して、 中心線 0と平行にキ一 7 0が軸方向に伸びている。 [0026] 第 4図に示すように、 このキー 7 0は断面形状が略矩形を なしており、 中心 0を挟んで互いに対向する位置に 2個設け られている。 内周側フラ ンジ 1 6の外周縁部にはキー 7 0を 嵌合させる切欠き 7 1が円周方向に伸びて形成されている。 切欠き 7 1の円周方向一端部にはキー 7 ◦が嵌合可能な円周 方向の長さを有し、 かつ切欠き 7 1 より浅い円弧状段部 7 2 が形成されている。 切欠き 7 1の底面は中心 0を中心とする 曲面状に形成されており、 キー 7 0の内周側端面も対応する 曲面状に形成されている。 [0027] 内周側フラ ンジ 1 6の外周面に回動自在に嵌合する外周側 フラ ンジ 1 8の内周縁部には、 切欠き 7 1 に略対向する位置 に外周側に向かって窪む切欠き 7 3が形成されており、 切欠 き 7 3は中心 0を中心とする曲面状に形成されている。 自由 状態を示す第 4図ではキー 7 0の外周面が切欠き 7 3の円周 方向一端部に当接している。 [0028] 内周側フランジ 1 6、 外周側フランジ 1 8を挟むように第 4図の紙面の直角方向に重なり合う前記サブプレート 2 〇に は、 キー 7 0の円周方向の幅と略同一幅の略矩形をなす切欠 き 7 4が形成されており、 この切欠き 7 4にキ一 7 0が嵌合 している (第 5図) 。 切欠き 7 4の内周側端面は切欠き Ί 1 の底面と略同一円周上に設定され、 切欠き 7 4の外周側端面 は切欠き 7 3の外周側端面と略同一円周上に設定されている c なお、 前記クラッチプレート 2 6、 リテイ ニングプレート 2 8の窓孔 6 1、 6 2及び外周側フラ ンジ 1 8の窓孔 6 0に は円周方向の長さ'が異なる 2種類があり、 一方は自由状態に おいて、 窓孔 6 0、 6 1、 6 2の円周方向端面がサブプレー ト 2 0の窓孔 6 3の円周方向端面に一致している。 したがつ て、 コイルスプリ ング 6 4、 6 6の両端は窓孔 6 0、 6 1、 6 2、 6 3に圧接している。 [0029] また、 他方の窓孔 6 0、 6 1、 6 2は、 サブプレー 卜 2 0 の窓孔 6 3に対して円周方向に両端がそれぞれ間隔 L 1 だけ 短く、 嵌合するコイルスプリ ング 6 4、 6 6は自由状態では 窓孔 6 0、 6 1、 6· 2だけに圧接している。 [0030] 次に作用を説明する。 第 2図において、 図示しない周知の プレツ シャープレートでフエ一シング 3 4をエンジン側のフ ライホイールに狎圧すると、 フライホイールから トルクがフ ェ一シング 3 4、 ク ッ ショニングプレー ト 3 2、 クラ ッチプ レー ト 2 6、 リテイ ニングプレー ト 2 8、 コイルスプリ ング 6 4、 6 6、 サブプレート 2 0、 内周側フランジ 1 6、 スプ ライ ンハブ 1 0を通って出力軸 14 (第 1図) に伝わる。 ここで例えば、 スプライ ンハブ 1 0に対してフエ一シング 34に第 4図の XI 方向の捩り トルクが加わった場合には、 次のようにして トルクが吸収される。 以下、 捩り角度 0—伝 達 トルク Tのグラフである第 6図、 実施例のクラ ッチデイ ス クを模式化した第 8図を参照して説明する。 [0031] (第 1段目) 内周側フラ ンジ 1 6に対してクラ ッチプレー ト 26、 リテイ ニングプレー ト 28が中立状態から XI 方向 (第 4図) に捩れる場合に、 捩り角度 が 0〜 e i の間では、 コイルスプリ ング 24 (ばね定数 K1 ) より コイルスプリ ン グ 64、 66のばね定数 K2 (第 8図) が遥かに高く設定さ れていることから、 コイルスプリ ング' 64、 66は剛体のよ うに作用してクラ ッチプレー ト 26、 リテイ ニングプレー ト 28とサブプレー ト 20を一体的に回動させる。 その結果、 サブプレー ト 20と内周側フラ ンジ 1 6間で捩りが発生し、 コイルスプリ ング 24が圧縮されると共に、 フ リ ク シ ョ ンヮ ッ シャ 22 (第 2図) で比較的小さなヒステリ シス トルク T Hi (第 8図) が発生し、 第 6図の Aを発揮する。 [0032] このとき、 第 7 a図に示す中立状態からクラ ッチプレー ト 26、 リ テイ ニングプレー ト 28とサブプレー ト 2 0は XI 方向に一体に回動し、 これによりキ一70 も XI 方向に回動 して第 7 b図の状態になり、 捩り角度 6 /は第 6図の 1 に達 する。 (第 2段目) 第 7 b図の状態では、 キー 70が切欠き 7 1の円周方向端面に当接し、 もはやスプラ イ ンハプ 1 0と サブプレート 2◦間では捩れが進まず、 キ一7 0で一体に連 結している。 したがって、 捩り角度 0が 01 〜 2 の間では 0 サブプレート 2 0とクラッチプレート 2 6、 リテイニングプ レート 2 8が捩れ、 コイルスプリ ング 6 4、 6 6のうち 隔 L 1 が設けられていない方のコイルスプリ ング 6 4、 6 6が 圧縮されるとともに、 フリ ク ショ ンブレート 4 4に間隔 L 0 (第 2図) に対応する 0 0 の範囲で、 ヒステリ シス トルク T H2 (第 8図) が発生し、 第 6図の Bが得られる。 [0033] 同時に、 第 7 b図の状態か.ら、 クラッチプレート 2 6、 リ ティニングプレ一ト 2 8は内周側フランジ 1 6に対して更に 相対回転し、 切欠き 7 4の円周方向端部に形成された切欠き0 7 4 aでキ一 7 0が切欠き 7 1内に押込まれて第 7 c図の状 態になる (第 8図) 。 一方、 内周側フラ ンジ 1 6にキ一 7 0 で連結しているサブプレート 2 0に対して、 クラッチプレー ト 2 6、 リティ ングプレー 2 8が捩れることにより、 第 3図の間隔 L 1 がゼロになった時捩り角度は 0 2 になる。 [0034] 5 なお、 e 1 〜 θ Ϊ の範囲では爪 5 0の爪ス ト ップピン 5 6 と窓孔 5 4の間に間隔 L 0 が隔てられているので、 爪 5 0は クラッチプレード 2 6、 リテイ ニングプレート 2 8とは一体 に回動せず、 プ リ ク ショ ンプレート 4 0ではヒステリ シス ト ルクは発生しない。 (第 3段百) 捩り角度が 0 2 〜 3 では- 0 全スプリ ングが圧縮され、 第 6図の Cが発揮される。 捩り角 度 Θが Θ 3 に達すると、 第 2図のス ト ップピン 5 6力《 5 7、 切欠き 5 8の円周方向端面に圧接し、 ス ト ップピン 5 6を介 してクラッチプレート 2 6、 リテイニングプレート 2 8とサ ブプレー ト 2 0とが一体的に連結され、 フエ一シング 3 4 5 (第 2図) からの トルクは直接的にスプライ ンハブ 1 ◦ に伝 わる。 この 02 〜 Θ の範囲では、 第 8 a図に示すように、 爪 5 0の爪ス ト ップピン 5 6 (第 2図) がクラ ッチプレー ト 2 6 リテイ ニングプレー ト 2 8の窓孔 54に圧接するので、 フ リ ク シヨ ンプレー ト 4 0とサブプレー ト 2 0が捩れてフ リ ク シ 5 ヨ ンプレー ト 4 0による比較的大きなヒステリ シス トルク T h3 (第 6図) が発生する。 [0035] (最大捩り角度 03 から戻る場合) この場合は以下の(a) 、 (b) ように捩り角速度が速い (大きい) 時と遅い (小さい) 時とで作動が異なる。 [0036] 〇 (a) 捩り角速度が遅い時 ; 例えば車両が高速ギヤ位置で走行 中に、 アクセルを全閉にしてエンジンブレーキをゆつ く り と 利かせたような場合には、 上記の作動とは逆方向に作動し、 フ リ ク ショ ンプレー ト 4 0、 中間プレート 4 2、 フ リ ク ショ ンヮ ッ シャ 2 2の摩擦によって第 6図の C '、 B '、 A ' の 5 特性が発生する。 なお、 第 6図中で、 ◦。 〜 0 1 の範囲では フ リ ク シ ョ ンヮ ッ シャ 2 2によって得られる ヒステリ シス ト ルク TH1は極めて小さ く 設定されており、 Aと A ' は同一直 線で図示されている。 [0037] この場合、 第 2図のコイルスプリ ング 64、 6 6の伸長方 0 向へのばね力で内周側フラ ンジ 1 6と外周側フラ ンジ 1 8、 サブプレー ト 2 0の捩れ角度を中立状態に戻す作用が働く が、 外周側フラ ンジ 1 8、 サブプレー ト 2 0はコイルスプリ ング 64、 6 6を介してクラ ッチプレー ト 2 6 (第 1図) でフエ —シング 34に繋がっている。 したがって、 コイルスプリ ン 5 グ 64、 6 6のばね力で内周側フラ ンジ 1 6と外周側フラ ン ジ 1 8、 サブプレー ト 2 0が急速に短時間で中立状態に戻ろ うとしても、 前述のようにゆく つり とエンジンブレーキを利 かせたような走行状態では、 車速と略同期して減速するフユ 一シング 3 4の回転速度はゆく つ り としか減速せず、 外周側 フラ ンジ 1 8、 サブプレート 2 ひが中立状態に戻る迄には比 較的長時間を要する。 [0038] このため、 スプライ ンハブ 1 0に対してクラ ッチプレート 2 6、 リ ティ ニングプレー ト 2 8が最大捩り角度 0 3 から戻 る際に、 内周側フラ ンジ 1 6の切欠き 7 1に嵌合しているキ - 7 0の外周に外周側フランジ 1 8の切欠き 7 4が位置した 時に、 外周側フランジ 1 8の X I 方向への戻り動作でサブプ レート 2 0に形成されている切欠き 7 4の端面 7 4 aと内周 側フランジ 1 6に形成されている切欠き 7 1の端面 7 1 aの 間にキー 7 0を挾持する前に、 內周側フランジ 1 6とサブプ レート 2 ◦の戻り速度が遅いので、 キ一 7 0に働く遠心力で キー 7 0が半径方向外方へ切欠き 7 1から抜け出す時間的な 余裕が発生し、 キー 7 0は切欠き 7 1から外周に向かって抜 け出す。 [0039] 以上のようにキー 7◦が抜け出した後には、 内周側フラ ン ジ 1 6と外周側フランジ 1 8の連結が解除されるので、 內周 側フラ ンジ 1 6と外周側フランジ 1 8、 サブプレート 2 ひは コイルスプリ ング 6 4、 6 6の伸長方向へのばね力で中立状 態に戻る。 [0040] (b) 捩り角速度が速い時 : 例えば低速ギヤで走行中にァクセ ルの僅かな踏込み一解除動作を素早く行なった時 (Ti p-in , T i p-out) には、 車速はアクセル操作に敏感に反応し、 ェンジ ンブレーキの利き もよいので、 スプライ ンハブ 1 0に対して 1 クラ ッチプレー ト 2 6、 リテイ ニングプレー ト 2 8が急速に 逆 X I 方向に回動する。 [0041] この場合には、 前述の捩り角速度が遅い時のように外周側 フラ ンジ 1 8の戻り動作が車体の慣性によって緩慢になるこ とはなく 、 キー 7 ◦の外周側に切欠き 7 3が位置した時でも キー 7 0が遠心力で切欠き 7 1から飛び出す前に急速に切欠 き 7 1、 切欠き 7 4の円周方向端面でキ一 7 0を挾持し、 キ — 7 ◦による連結が解除されることを防止する。 [0042] すなわち、 圧縮状態にあるコイルスプリ ング 2 4及び瞬間 的に 1度伸長して再び圧縮されたコイルスプリ ング 6 4、 6 6 (第 4図) の反発力により、 切欠き 7 1の円弧状段部 7 2 側端面 7 1 a と切欠き 7 4の円弧状段部 7 2側端面 7 4 aが 互いに近付く方向の力を受け、 この力によってキー 7 0が挾 持される (第 8 b図) 。 [0043] 端面 7 1 a、 7 4 a (挾持部) の挾持力は遠心力に打勝つ て、 キ一7 0による連結状態を維持する。 キー 7 0が切欠き 7 1 と切欠き 7 4とに嵌合している間は、 内周側フラ ンジ 1 6とサブプレート 2 0とは一体的に連結された状態にあり、 コイルスプリ ング 2 4の伸縮に伴う第 1段目の作動は起こ ら ない。 [0044] したがって、 この場合はディ スクは低ヒステリ シス域 (第 1段目) のない特性を示し、 その特性は第 6図の破線で示す Sになる。 (自由状態から逆 X I 方向に捩れる場合) 切欠き 7 1 には円弧状段部 7 2が逆 X I 方向側の一端部にしか設け られていないため、 第 6図のマイナス側の特性、 すなわち通 常の特性を示し、 第 1段目の低ヒステリ シス トルク部分がな く なることはない。 . [0045] 即ち小捩り角度では内周側フランジ 1 6の弱い捩りスプリ ング 2 4で低捩り剛性を発揮し、 大捩り角度では外周側フラ ンジ 1 8の強い捩りスプリ ング 6 4、 6 6で大捩り剛性を発 揮することができ、 アイ ドルラ トル及び走行ラ トルを防止で きる。 [0046] 微小角作動範囲では低摩擦係数のフ リ ク ショ ンプレー ト 4 4で低ヒステリ シス トルク特性を発生し、 大角度の作動範 ffl では高摩擦係数のフ リ ク ショ ンプレート 4 0で大ヒステリ シ0 ス トルク特性を発生する ことができる。 [0047] 更に、 捩り角速度が速い場合には、 キ一 7 0で内周側フラ ンジ 1 6とサブプレー卜 2 0を連結し、 微小作動角度でも大 ヒステリ シス トルク特性を発揮さぜることができ、 例えば Ti p-in , Tip-out時の低周波異常振動に基く車体の揺動振動を防 5 止できる。 [0048] また一方、 捩り角速度が遅い時にはキー 7 0の連結を解除 して小ヒステリ シス トルク特性を発揮する ことができる。 [0049] 本発明を実施するための別の形態 [0050] ( 1 ) 本発明は以上のような 1実施例に限定されず、 例えば 0 キー 7 0はディ スグの回転による遠心力で半径方向外方へ付 勢される場合に限らず、 コイルスプリ ング等のばね力で付勢 するようにしてもよい。 [0051] ( 2 ) 本発明は自動車用のクラ ッチディ スクに採用される場 合に限らず、 外周部にフエ一シング 3 4のなぃダンパーディ 5 スクにも適用できる。 [0052] 産業上の利用可能性 5 本発明にかかるダンバ—ディ スクは、 特に自動車用クラ ッ チディ スクと して利用する場合に有用である。 [0053] 5 [0054] 〇 [0055] 5 0 5
权利要求:
Claims 請求の範囲 1, スプライ ンハブ ( 1 0 ) のハブフラ ンジを、 ハブ付 内周側フラ ンジ ( 1 6) と外周側フラ ンジ ( 1 8) に分割し かつ両者を円周方向の間隔 ( 1 7 ) を隔てて喃み合せ、 両フ ランジ ( 1 6、 18) を挟む環状のサブプレー ト ( 2 0 ) を 両フラ ンジ ( 1 6. 1 8) の両面に設け、 サブプレート ( 2 0 ) と内周側フラ ンジ ( 1 6 ) とが対向するょぅな位置に設 けた凹部 ( 1 6 a ) 、 窓孔 (2 0 a ) に弱い捩りスプリ ング (24 ) を介装すると共に、 サブプレート内周部を内周側フ ラ ンジ ( 1 6 ) の雨側面に圧接状態で設け、 両サブプレート (2 0 ) の反フランジ側外側面に、 高摩擦係数の第 1摩擦材 (4 0 ) 、 中閭部材 (4 2 ) 、 低摩擦係数の第 2摩擦材 (4 4 ) を順次に介してリテイニングプレート (28) とクラ ッ チプレート (2 6 ) を設け、 リテイニングプレー ト (28) 及びクラッチプレート ( 2 6 ) を外周部のス ト ップピン ( 5 6 ) により結合して両摩擦材を圧接状態で設け、 中間部材の 爪 ( 5 2 ) をリティ 二ングプレート ( 28) 及びクラッチプ レー ト (2 6) の窓孔 ( 54) に所定の捩り角度範囲内で円 周方向に搢動自在に嵌合し、 リテイニングプレート (28) 及びクラッチプレー 卜 ( 2 6 ) と外周側フランジ ( 18) の 対向位置に設けた窓孔 (6 0、 6 1、 6 2、 6 3 ) に強い捩 りスプリ ング (64、 ら 6 ) を縮設し、 外周側フラ ンジ ( 1 8) と内周側フランジ ( 1 6 ) と両サブプレート (2 0 ) を 略デイ スク中心線方向に貫通するキ一 ( 7 0 ) をディ スク外 周に向かって付勢して設け、 このキ一 ( 7 0 ) をディ スク半 径方向に搢動自在に保持する切欠き (7 1、 74 ) を内周側 フラ ンジ ( 1 6 ) とサブプレー ト ( 2 0 ) に形成し、 双方の 切欠き (7 1、 74 ) の円周方向端面 (7 1 a、 74 a ) で 発生するキー ( 7 0 ) の挾持力を、 ディ スクの捩り角速度が 速い時にはキー ( 7 0 ) を双方の端面 ( 7 1 a、 74 a ) 間 5 に挾持し、 捩り角速度が遅い時にはキー ( 7 0 ) の嵌合が解 除されるようにしたダンパーディ スク。 2, 内周側フラ ンジ ( 1 6 ) に形成されたキ一貫通用の 切欠き ( 7 1 ) には、 円周方向に所定の長さで伸びた段部 ( 7 2 ) が連続して形成され、 キ一 ( 7 0 ) の外周面に対向 0 する外周側フラ ンジ ( 1 8) の内周面には、 ディ スク捩り角 が大き く なつた時にキー ( 7 0 ) を内周側フラ ンジ ( 1 6 ) の段部 ( 72 ) から切欠き ( 7 1 ) 内へ移動させるような力 ム面が形成されている特許請求の範囲第 1項記載のダンパー ディ スク。 5 0
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同族专利:
公开号 | 公开日 JPH0579850B2|1993-11-05| JPS63149420A|1988-06-22| US4924990A|1990-05-15|
引用文献:
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法律状态:
1988-06-16| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): US | 1988-06-16| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): DE FR |
优先权:
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